MARUKA WOOD WORKS

穏やかな春の日に

2020/03/11 15:47:53

穏やかな春の日

この時期、花粉症の人には

薬を服用していてもつらい日があります。

今日のような雨上がりの晴れた日に風が吹く。

目がかゆい。

くしゃみも出る。

穏やかな春の日は、ちょっと憂鬱な日です。

そんな花粉症の私でさえ、

この閉塞感ただようこの頃では、

マスクを外して大きく屋外で深呼吸しながら散歩したい気分。

人ごみに行かなければ、子供たちはむしろ外で遊んだほうがいいでしょうが、

敵は目に見えないのでやはり気持ちは複雑。

いいのか悪いのか、うちの娘たちはいくらでも家で

ダラダラ出来ちゃう派なので、

今日から再開する塾に行くのも億劫な様子。

子供たちに感染者が少ないこともあり、

塾も対策を講じながら再開するようです。

正直な気持ち、やはり行かせていいのかと親の方も迷いはあります。

ただ、この待機期間もどこかで終わるのですから

できるだけ感染しない方法で日常生活に移行していく道を探さなければなりません。

窓から見える穏やかな春の日

いつもと変わらない風景なのに

今はなんだか別な世界のように見える。




一日も早い終息を願わずにはいられませんが、

少し長い戦いになるかもしれません。

これから、見えない敵とどう戦うかをもう一度

練り直す時期に来ているのではないでしょうか。

世界中がいがみ合っている時でもなければ、

差別や迫害をしている時でもない。

最早、これは世界共通で取り組まなくてはならない問題なのですから。

どこの国で何人感染しているかではなく、

この病で死んでしまう人をいかに減らすかを考えるべきではないのか

もしかしたら、同じように感染しても、

人種によって症状に差が出ることもあるかもしれないし、

薬の効き方も違うかもしれない。

今は、情報の収集と分析。

多くの症例を専門家の人々が知り

光を見出してくれるのを

手洗いとうがいを欠かさず、

少しだけ人との距離を空けながら

待つしかないのかも知れない。











3.11

3月11日のことは、今でもはっきりと覚えている。

仕事中速報で知った。

東北が大変な事になっている。

TVをつけた。

津波が押し寄せる中、呑み込まれまいと走る車をカメラがずっと追っていた。

他にも津波にのまれる車や、

あっという間にどんどん町を呑み込んでいく水を

沈んでいく家やコンテナや

そこには、きっと人がいるであろう車

色々な地域の被害をリアルタイムで中継していた。

私たちはただ見ているだけしか、無事を祈ることしかできないまま

あの日を目撃した。

9年が経ち、いまだ多くの被災者の方々は故郷に戻ることができない。

復興にはまだまだ道半ば。

あの日、ただ見つめることしかできなかった私たちは

せめて忘れないでいよう。

そして、小さなことからでもいい支援を続けよう。

改めて思う日。

震災のずいぶん前に一度だけ訪れた松島のことを時折夢に見る。

またいつか、松島へ行ってみたいと思います。