MARUKA WOOD WORKS

これからの暮らし

2022/09/30 10:10:02

「人生を損しない」家具選び

家具を選ぶとき、案外「現在(いま)」を重視しがち

でも、家具って長寿命。

だからこそ、家具選びで暮らし方が変わってしまう。

これからどう暮らしたいかが、家具選びの第一歩。

そして、自分やの変化も視野に入れる。

例えば、小さなお子さんのいらっしゃるご家庭。

お子さんが小さい「現在」を基準にしたサイズでは、

お子さんが成長してしまえば、手狭になる

ただでさえ、成長していくとだんだん、一緒にご飯を食べれる時間が少なくなったり

コミュニケーションが取れる時間を持ちにくくなってきます。

子供の塾や、習い事、学習時間など大人との生活時間がずれてくる。

それに加えてテーブルが手狭ならなおの事

ゆっくり食事がとりにくい。

子供が巣立つまでの時間って案外短いものです。

子供と共に成長していく「親」としての大事な時間

また、子どもにとっては日々の生活習慣や親とのコミュニケーションの時間

「食事」はただ栄養を体に取り込む時間ではない。

心と体を整え育てる時間

子供が家を出る日、

食卓での思い出は、貴重な宝物になる。

大事な時間を失わないって重要だと思いませんか?

「損」しないってこういう事。

家具を買う資金を抑えて、教育費に回す

それが悪い事では決してありません。

でも、心豊かに子育てをする

親の人生にも、子どもの人生にも大きな財産になる

大切な時間を育む道具

「投資」してみる価値はあると思います。

1人暮らしは、家具の集約という技

例えば、一人暮らしをを始める人にとっては、

寝床(ベッド)、食卓、収納、椅子、TV台、ソファetc…。

欲しいものはあっても、スペースの問題もあります。

用途別に家具を置くと何もかもがコンパクトサイズになり

そのうえ、自分の居場所がなくなってしまいます。

では、どうするべきか…。

ひとつの家具で何役かになってもらうといいかも。

チェストの上にTVを置けばTV台は不要になります

テーブルはあえて少し大きめにすれば

ワーキングデスクの役割も、来客時には応接の役割も果たしてくれます。

椅子は、自分用のものだけでも構いません。

スツールを用意しておけば

普段はベットサイドや補助台にしてもいいので邪魔にもなりにくい。

いつか、住居が広くなったり、ふたり暮らしになったりしても使い続けることの出来る

愛着を持てる家具を持っていれば捨てなくてもいい。

居心地のいいお部屋するには、「暮らす道具」が必要なのです。


再び、ふたり暮らし

「お子さんが独立されたら、ふたり暮らしになる。」

お子さんが独立される前から、

色々と構想を練られている方は多く

これまでの家族サイズが邪魔になると思っていらっしゃる。

しかしながら、「ふたり暮らし」になるからと言って

何もかもをコンパクトにしてしまうと

後々、後悔される方多いのです。

大きくなった子供が巣立つと

本当に家ががらんとした感じ大きなテーブルも邪魔だし

テーブルなんて小さくして、

大きなソファでも置いてゆったり優雅に過ごしたいねというのがイメージ

ですが、実際には

人数の少なくなったお家に大きなアソファに一人横たわり

見るTVが違うからと別の場所で一人ずつ

独立したお子さんが独身の時には取り立てて困ることもないけれど

お子さんが家族を連れて帰るころには

みんなでご飯食べるところもなく

小さなお孫さんを連れての外食

以外に大変で、その上一緒に居られる時間も少ない

実は、テーブルは少しコンパクトにしても、思い切って二人用というのは

誰も訪ねてこない家となってしまうのです。


安楽性の高いパーソナルチェアを置かれるのもお勧めですし、

テーブルはぜひ余白をもって来客のためだけではなく

ゆったり新聞を読んだり、趣味を愉しんだり

自分の時間を愉しむ場所としての活用も

空き地が広がれゆったりすると思われがちですが、

居場所を必要以上に小さくしてしまうのは「危険」

お二人の会話も生まれにくくなるうえに、

誰も来ない家。

お互いにいい間隔を保ちながら、それぞれの空気感を感じる

心地いい暮らしには、

自分に合った高さや

お掃除しやすい重さなど

これから自分の暮らし方や体力、

身体的変化なども考えながらお選びになる事がお勧め

キーワードは

「長時間座れる椅子」

ぜひ、これからの暮らしをイメージしてみてください。

愉しく過ごすための大切な「選択」